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某大手IT企業
案件の相談背景
某大手デベロッパー保有ビルからの大型移転に伴い、「不要オフィス什器の売却(処分)やC工事(※2)設置の設備機器の売却(処分)」に加え、「B工事(※1)に含まれる、C工事対応可能区分の工事切り分け」や、B工事内容の単価精査を実施することで、総工費の圧縮を目的とするコンサル業務を相談いただきました。
※1.業者の決定権は貸主にあるため、コストをコントロールしづらい。
※2.業者の決定権は借主にある。業者を選定できるのでコストをコントロールしやすい。
オフィス什器売却(処分)以外の原状回復工事は、某スーパーゼネコン施工にて、
すべてB工事対応として施主(某IT企業)へ見積が提示されていました。
その見積の中から、C工事対応可能区分を抽出し、ビル側の指定業者以外にて対応することでの
コストダウンをご提案しました。
また、B工事内容の各工事項目に対し、妥当な工事単価にて見積を精査し、
大幅なコストダウンをご提案しました。
某スーパーゼネコンの場合 | アット・ファシリティラボの場合 | |
C工事対応区分 | ¥129,000,000 | ¥75,000,000 |
B工事対応区分 | ¥4,100,000,000 | ¥3,300,000,000 |
お客様のご負担 | ¥4,229,000,000 | ¥3,375,000,000 |
各工事項目に対し、一般的な適正値にて査定交渉することで、大幅なコストダウンを実現。
廃棄物処理費の見積計上から、有価物査定を露わにすることでのコスト削減を実施。
某スーパーゼネコンの場合 | アット・ファシリティラボの場合 | |
C工事対応区分 | ¥137,600,000 | ¥86,000,000 |
B工事対応区分 | ¥4,100,000,000 | ¥3,100,000,000 |
お客様のご負担 | ¥4,237,600,000 | ¥3,186,000,000 |
ご提案による削減率24.8%
ご提案による削減金額¥1,051,600,000
最終的には、某大手デベロッパー、某スーパーゼネコンと施主、弊社の4社を交え、
抜本的な適正コストの協議テーブルを設け、細部に渡る単価価格交渉を実施。
C工事の切り分け、有価物査定も加え、大幅な移転費用のコストダウンが実現しました。
お客様からのコメント
頻度の少ない大型の移転プロジェクトにつき、自社内部での人員では果たせない交渉術や
テナント優位性を細かに導き出していただきました。
今後の統廃合に関わるプロジェクトの際にも、是非、お願いしたいと思います。
某外資医療機器メーカー様
案件の相談背景
某外資医療機器メーカー様の研究施設統合にあたり、1棟借ビル(4階建=延床面積600坪)の原状回復工事が必要となりました。
しかし残置物撤去費用が膨れ上がったため、このままでは移転に大きなコストがかかってしまいます。そのためお客様がFM業務を外注していた某大手外資FM会社様より、弊社に「残置予定の什器・設備等を買い取ることで、原状回復工事費用の減額を提案してほしい」とのご用命をいただきました。
まず弊社担当者が現地の下⾒を実施。オフィス什器・研究設備の動⼒配線・ネットワークケーブル・空調設備・電気設備の買取をご提案しました。
通常廃棄の場合 | アット・ファシリティラボの場合 | |
オフィス什器撤去買取 | ¥3,300,000 | ¥2,950,000 |
空調・電気設備買取 | ¥350,000 | ¥-100,000 |
配線・ケーブル撤去買取 | ¥850,000 | ¥-892,000 |
お客様へのご請求額 | ¥4,500,000 | ¥1,958,000 |
今回重要となったのは、工事会社と産業廃棄物処理業者の作業区分の切り分けです。
同現場では、原状回復工事を担当する工事会社2社と、産廃業者の計3社が関与しています。
工事会社に撤去・廃棄を一任するのではなく、お客様の資産価値を弊社が適正評価し、有価買取したものを撤去費用に充てるというコストカット方法をご提案しました。
通常廃棄の場合 | アット・ファシリティラボの場合 | |
オフィス什器撤去買取 | ¥6,500,000 | ¥4,320,000 |
配線・ケーブル撤去買取 | ¥1,500,000 | ¥-279,000 |
お客様へのご請求額 | ¥8,000,000 | ¥4,041,000 |
ご提案による削減率49.5%
ご提案による削減金額¥3,959,000
ご提案の結果、「オフィス什器撤去買取」「配線・ケーブル撤去買取」を
弊社にご依頼いただきました。
オフィス什器撤去買取については、当初より流⽤する什器が増えたことで買取額は減ってしまいましたが、すべて廃棄してしまうのと⽐較すると⼤幅なコスト削減です。
また配線・ケーブル撤去買取については、⼯事会社のスケジュールの合間を縫って作業を実施したため、短期間で終わらせることができました。
買い取った分はオフィス什器撤去費⽤の削減に充てています。
お客様からのコメント
撤去作業完了後、お客様からは「原状回復⼯事費⽤を⼤幅に減額できた」「タイトな⼯事スケジ
ュールの中で迅速に対応してもらい助かった」との声をいただきました。